「今の薬局は忙しくて休憩時間もなかなか取れない」
「朝は早くて帰りも遅い。疲労で休みの日は寝てばっかり・・・」
毎日多忙な職場で疲弊していませんか?十分なプライベート時間は確保できていますか?
忙しい職場で働くよりも、ゆったりしたところで楽に働きたいと思っている薬剤師さんは結構多いです。
今回は薬剤師で楽に仕事がしたい人への興味や疑問・不安を紐解いていきます。
本記事の流れ
- 調剤業務は楽より大変なことが多い
- 薬剤師で楽に働くとは?楽に働くことが向いている人の特徴は?
- 薬剤師で楽に働くことのメリット・デメリット
- 薬剤師で楽に働こうとすることは悪いことではない
この記事を書いているボクは中小企業のドラッグストア併設型の調剤薬局へ新卒入社し、調剤・物販を経験。物販の仕事のハードさと給料が見合わず地元の調剤薬局へ転職。
誰でも気楽に仕事をこなしてのんびり生活していきたいと思うでしょう。
そんなボクも薬剤師で楽に働ける理想の薬局に出会えて充実した生活が送れているので、皆さんにもぜひその良さを知ってもらいたいです。
自分の人生をもっと豊かにするための力添えがきっとできますので、ぜひ最後まで読んでいってください!
薬剤師業務は楽より大変なことが多い
「薬剤師の仕事はもっと楽だと思ってた・・・」
「想像していたよりも残業が多いし休憩もあまり取れない」
などなど夢見ていた薬剤師業務より実際に経験してみてその仕事のハードさを実感している方も多いのではなないでしょうか?
薬剤師業務をハードと感じる理由は
・一つのミスが大きな事故を招く
・素早い判断力が必要
・施設契約があると一包化業務のオンパレード
・出荷調整医薬品の覚悟が大変
・クレーム対応が多い
などなど考え出したら止まらなくなると思います。
そんな中で「そろそろ就職してから3〜5年経って忙しい環境でみっちり学んだし、もう少し気楽に薬剤師ができないかな?」
と考えが頭をよぎったりする方もいることでしょう。
薬剤師業務はドラッグストア薬剤師や調剤薬局薬剤師、病院薬剤師やMRなど様々ありますがいずれもその店舗によって仕事量やハードさは変わってきます。
特に調剤薬局で言えば1日通して来局があって忙しい店舗もあれば1時間に数人程度の来局で暇な時間が多い店舗もあります。
自分がどんな働き方が向いているかをこれから次に紹介していくのでみていきましょう。
薬剤師で楽に働くとは?楽に働くことが向いている人の特徴は?
薬剤師に限った話ではないですが、「仕事が好きだから常に何かしていたい。」「働いていたい。」という人もいればお金よりものんびりと自分の人生を楽しみたい人もいます。
ボクはどちらかと言えば後者で仕事よりも自分の好きなことに注力してのんびり生きていきたいタイプです。
そして今実際にボクは気楽にのんびりと働けています。
どのように楽に働けているかボクの現状を少しご紹介しましょう。
出勤時間:9:30
休憩時間:2:00
退勤時間:平均18:30
週休:完全週休2日
門前医院:皮膚科
処方箋枚数/日:約100枚
スタッフ:薬剤師2〜3人・調剤事務2人
こんな感じの勤務体系です。
始業時間はゆったりで退勤時間は早め。中休みも長いのでゆっくりと休憩も取れています。
残業もほとんどなく退勤時間が早いので帰宅後ジムで筋トレをしたり、友人とご飯へ行ったり自宅で映画など趣味の時間をしっかり確保できています。
僕がこのブログを始めたのも今の職場へ転職して自由な時間が大幅に増えたので空いた時間を有効活用できないかと思いついたのがきっかけでした。
処方箋枚数がぱっと見多く感じるかもしれませんが皮膚科の処方内容は外用剤が多く処方も軽い目の内容なものばかりなので簡単です。
退勤時間も定時は19時ですが会社の方針で門前医院終了次第帰宅して良いとなっているため、早く退勤できる日もザラにあります。
僕の働いている会社は大手や中小企業などではなく、個人経営の会社であるためルールも緩めなところです。
僕は今の会社・店舗に転職してからは楽に働けてライフワークバランスが充実してると感じています。
意外と知られていないかもしれませんが、気楽に働きたい人は個人経営の薬局を狙うのがおすすめです。
次にどんな人が気楽に働くことに向いているか特徴をお話していきましょう。
お金よりも自分の時間を大切にしたい人
「薬局長や管理薬剤師にもならず、ゆったりと仕事をこなして定時で上がりたい」
「ガッツリ働いてお金を稼ぐよりも気楽に仕事をこなして、プライベートを充実させたい」
気楽にお金を稼いで生きていける方が誰だって嬉しいものです。
当然仕事自体はしっかり取り組まなければ大事故に繋がりますが、それでも過誤や事故リスクが低い単科医院の門前薬局も存在します。
忙しい店舗(人気のない店舗)は給料が高いことが多いですが、地域によっては暇な店舗であっても年収450〜550万が最低でももらえるところはあります。
(※探せばもっと年収の高い会社を見つけることは全然できます。)
決して高い給料とは言えませんが、その代わりに自由な時間を手に入れられるのでプライベート時間を大切にしたい人にはオススメです。
副業など他のことにチャレンジしたい人
「将来、薬剤師以外のことをやってみたい!」
「別の資格獲得にチャレンジしてみたい!」
実は薬剤師の界隈って生涯薬剤師を続けるつもりはない人って多いイメージです。
ボクも将来はカフェを経営して生活していきたいという目標があります。
ただ、飲食店経営はかなり存続が厳しい世界と聞いてます。
その為には別に稼ぐ力が必要だと考え、ボクがブログを始めた理由の一つでもあります。
空いた時間を有効活用できる副業で様々なことを学んでいこうと考えている人こそ、楽に働ける環境を手に入れるのは必要なことだと言えます!
何かにチャレンジしたい人はぜひ、楽に働ける環境をオススメします。
薬剤師で楽に働くことのメリット・デメリット
メリット
・自由な時間が多く持てる
・心に余裕が出る
・趣味や挑戦したいことに注力しやすい
最大のメリットはやはり時間を作れることです。
「時は金なり」と良く言いますがまさにその通りです。
何かやりたいことがあっても忙しさと体力が無ければ叶いません。
人生をのんびり楽しみたい人は自分の時間を作れる環境を手に入れましょう。
デメリット
・単科門前薬局では知識に偏りが出やすい
・暇すぎて勤務中は時間を持て余してしまうことも
・忙しい職場に比べれば高い給料は見込めない
薬剤師としていろんな店舗で様々な処方に携わってきて知識も豊富になった人であれば何も問題もないですが、まだ経験も浅い場合は不安要素になるとも言えます。
理由は簡単です。単純に年齢が若い方が知識の習得も早いし、新人薬剤師である方が薬学的知識が備わっているからです。
知識は使わなければ抜け落ちてしまいます。
皮膚科や耳鼻科などの単科専門の処方しか扱わないとそれ以外の知識はどんどん忘れていってしまうリスクがあります。
また、1日受付処方箋枚数が少ない店舗だと来局ペースも遅い場合が多いので暇になる時間ができてしまいます。
その暇な時間がモチベーションの低下に繋がることもあるので、如何に暇な時間を有効活用できるかが課題となるでしょう。
薬剤師で楽に働こうとすることは全く悪いことではない
「医療従事者だから楽なんてダメ。しっかり働かなきゃ!」
「まわり友達や先輩薬剤師が勉強熱心で気楽に働くのは後ろめたさがある・・・」
こんな風に「楽をして働く」ことにマイナスなイメージを持っていませんか?
薬剤師業務自体は当然一生懸命取り組まなければなりませんが、やるべきことさえしっかりやっていれば楽に働くことは何も悪いことではありません。
勉強や仕事においても効率良くこなしていくものですよね。
自分の人生は一度しかありません。そんな限りある大切な時間を楽しむために少しでも楽な環境を手に入れて生きていく。それは何も間違っていないし大事なことです。
この記事を読んで少しでも楽な環境で働けてプライベートを充実させたいなと思った人は以下の2つのポイントを押さえておくようにしておきましょう。
目的を持って転職先を選ぶ
ただ漠然と楽に働きたいからと言ってテキトーに転職活動をしてしまうことは失敗につながる危険な行為です。
物事には全て目的や目標を設定するようにしましょう。
ゴールを設定することでそこまでに何をどうすれば良いかが見えてきます。
例えばいくら楽な業務の店舗であってもその職場の人の年齢層が高いと上下関係が厳しかったり話辛かったりしますし、立地的なことで言えば通勤距離が長いところはせっかく早く仕事を上がっても通勤時間でロスしてしまいます。
そういった後悔を起こさない為にも目的を明確にしておくことが大切です。
自分の将来を見据えた職種選び
ここまで調剤薬局での楽な店舗で働くことについてお話してきましたが、何も調剤薬局薬剤師である必要はありません。
ドラッグストア薬剤師なら調剤業務に比べれば仕事内容は簡単なものが多いですし、医薬品卸会社の管理薬剤師は仕事内容の楽さでは有名な職種です。
年収はドラッグストア薬剤師なら役職なしでも年収500万程度もらえますし、医薬品卸会社の管理薬剤師であれば年収500〜600万程度が見込めます。
自分の性格や能力に合った職種選び。何かチャレンジしたいことがあればそれに関係した職種を選択する方が良いでしょう。
まとめ
これまで薬剤師で楽に働いていくことについて。メリットやデメリットも解説してきました。
ここで一旦本記事の流れをおさらいしましょう。
・薬剤師業務は基本的には責任重大で大変
・薬剤師で楽に働くとは?気楽に働いていくことが向いている人の特徴
・楽な環境で働いてくことのメリット・デメリット
・楽な環境で働いていくことに後ろめたさを感じる必要はない。大切なのは目的を持つこと。
薬剤師業務は決して簡単な仕事ではありません。人の命に関わる重要な仕事であることは確かです。
しかしそんな中でも仕事量の違いや忙しさ、勤務時間の長さは薬局によって様々です。
自分の勉強の為、スキルアップの為に厳しい環境に身を置くストイックな人もいますが、やることをきちんとやってあとはプライベートを充実させた生活を送りたい人もたくさんいるでしょう。
そんな気楽に生活を送る選択肢があるのも薬剤師という職業の良いところだとボクは思っています。
この記事をここまで読んで下さったみなさんが
「ゆったりした生活を送りたい。」
「他に興味あることにチャレンジしてみたい!」
と感じたらぜひ理想の店舗へ転職してみてはいかがでしょうか?
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