【新人若手向け】薬剤師向いてないと思う人へ解決策5選!自信がなくても大丈夫。

「仕事で失敗ばかり。薬剤師向いてないかな・・・」

「薬剤師としてこの先やっていく自信がない・・・」

「効率が悪くて周りの人のようにテキパキできず迷惑をかけてしまう・・・」

このように薬剤師に向いていなかったかもと感じている新人・若手薬剤師はいませんか?

実はこの記事を書いているボクもその一人です。今でもそんな気持ちになる時はあります。

でも大丈夫です。

結論から言えば薬剤師に向いてなかったと思った人でも続けられます。諦める必要なんて全然ありません。

この記事ではボクと同じような悩みを持つ新人・若手薬剤師に向けた解決策をボクの経験を踏まえてお伝えしていきます。

本記事の流れ

①薬剤師に向いてない人の特徴

②薬剤師に向いてる人の特徴

③薬剤師に向いてない人は辞めた方がいいか?

④薬剤師を辞めようとする前に試して欲しい解決策5選

⑤まとめ

以上の流れでお話していきます。

実力も自信も足りてないボクでも薬剤師として7年目を迎えて続けられている理由と解決策を余すことなくお伝えしていきます。

きっとこの記事があなたの支えの一つになると思い一生懸命執筆しました。

ぜひ最後まで読んでいってください!

目次

薬剤師に向いてない人・向いてないと感じた人

薬剤師になって半年〜1年。もしくは3〜4年ほど経つ新人・若手薬剤師の方が多くこの記事を読んでくれてると思います。

「ようやく少し仕事に慣れてきたけどもしかして自分は薬剤師に向いてないかも。」

「いつまで経っても失敗して周りに迷惑をかけてしまう・・・。」

「少し自信がついたと思ってきたのにまた失敗して自信を無くしてしまった・・・。」

こんな風に薬剤師としての自信を失う人も多いでしょう。

そこで厳しい指摘にはなりますがまずはどんな人が薬剤師に向いてないのかをお伝えします。そして自分がどれに当てはまるのかもチェックしてみてください。

ミスが多い

人間である以上誰でもミスはします。ミスをしない人はこの世にいないと言えるほど必ず起こしてしまうものです。

しかし医療従事者であるボクたちの仕事はひとつのミスで患者さんの命を左右することがあります。

特に同じミスを繰り返してしまったりミスが続くと同僚や上司、患者さんからの信用を失い仕事を任せられなくなります。

効率が悪く作業に時間がかかる

調剤業務は作業スピードを求められることが多く、特に1日の処方箋枚数の多い薬局では必須になります。

ミスをしたくないから時間をかけてでも確実に、正確に業務をこなしたい。

これは間違ったことではありませんがペースを崩される周りのスタッフや待たされている患者さんをイライラさせ、クレームなどの原因となってしまいます。

トラブル対応が苦手

日々業務を行っていると薬の不足がでたり調剤過誤が発覚したりと、トラブルが発生することがあります。

瞬時に何をどう解決したら良いか。まず何からするべきなのかを判断してトラブルを解決する必要があります。

焦って何をすれば良いのか考えられなくなってしまってはさらにトラブルを悪化させる原因になります。

咄嗟の判断で問題解決ができなければ患者さんやスタッフからの信用を失いかねません。

上司や同僚との人間関係が悪い

これは薬剤師に限った話ではありませんが一般的な調剤薬局のような2〜4人の少人数で活動する職場では良い人間関係の構築は必須です。

人間関係が悪いと作業ペースに乱れがでたり、連携ができないのでミスに繋がったりする原因となります。

「嫌いだから協力もしたくない」

「口も聞きたくないくらい嫌い。スタッフが困ってても助けたくない。」

このような考え方では仕事に悪影響が出てしまいます。

勉強が苦手

調剤報酬改定や新薬・ジェネリック発売。添付文書の改定など薬剤師として働く以上常に新しい情報を学習していかなくてはなりません。

「勉強が嫌い。苦手。」

「社会人になってまで勉強なんてしたくない」

このような考え方では知識不足により調剤過誤や事故に起こしかねないので薬剤師として生きていくには勉強は大切です。

患者やドクター対応が苦手

「患者さんが投薬の時に話を聞いてくれない」

「理不尽に患者さんに怒られる」

「疑義照会したいけどドクターに怒られそうで怖い」

このように投薬や疑義照会が苦手に感じている方もいるのではないでしょうか。

薬剤師も一種のサービス業です。どんな患者さん・ドクターであろうとしっかり関わり対応していかなければなりません。

対人業務が苦手という人は薬剤師を続けるには必要なスキルなので厳しい状態です。

薬剤師に向いている人の特徴

前述では薬剤師に向いてない人の特徴を挙げましたが、次は向いている人の特徴をお伝えします。

前述した薬剤師に向いてない人の特徴の反対と思ってもらえばいいですが、特ににこれができると薬剤師で重宝される人材という特徴をお伝えしていきます。

作業効率が良くテキパキ動ける

薬局へ患者さんの来局ペースが早くなり混み合う時間があることは良くあります。

混み合う時に限って新規一包化処方や定期処方の内容変更で一包化予製の作り直しが発生したり、処方内容に問題があり疑義照会が必要になったりしますよね。

他にも散剤の濃度換算や水剤メスアップの計算、軟膏のミックスも素早さが求められるのでこれが正確にテキパキできる人はかなり重宝されます。

薬局の全体的な状況を把握し動く・指示ができる人

これは「作業効率良くテキパキ動ける」にも共通することですが、自分だけでなく、患者・スタッフ含めた全体的な状態を把握できることも大事です。

待ち時間が長くなっている患者さんはいないか?

他のスタッフが困っていて作業が詰まっている人はいないか?

周りの状況が見れる人は自分がどう動けばいいのか。他のスタッフと協力してスムーズに業務を進められないかを判断・動き・指示を出すことができると頼りにされ、評価も上がります。

情報収集が早い人

ここ数年、様々な理由から医薬品供給は不安定な状態が続いています。

昨日まで大丈夫だったのに次の日から良く使う抗生剤が入荷困難になってしまったなんてことは日常茶飯事です。

そんな中医薬品の供給状況や新薬・ジェネリック医薬品の新発売。添付文書改定や調剤報酬改定など日々更新される情報をいち早く入手しそれを仕事に活かすことができる勉強熱心な人は薬剤師に向いていると言えます。

薬剤師に向いてない人は辞めたほうがいい?

ここまで薬剤師に向いてない人と向いている人の特徴を紹介してきました。

みなさんはどれくらい向いていないに当てはまりましたか?どれだけ向いているに当てはまったでしょうか?

どれか一つでも向いている人の特徴が当てはまった人は大いに自信を持って良いです。

向いている特徴が何もなく、向いていない特徴ばかり当てはまってしまった人。

大丈夫、これから向いている特徴を見つけていけば良いのです。まだまだ成長できます。

「やっぱり薬剤師に向いてなかった。。。」

と落ち込んでしまった人もいるかと思います。

冒頭でも少しお話しましたが薬剤師は辞める必要なんて全くありません。

向いてない人でもこれから変わることは十分できます。

6年間も一生懸命薬学を学び、頑張って薬剤師国家資格を勝ち取った実績がボクたちにはありますよね。

成長するために努力は必要ですが全部できるようにならなくても良いんです。

まずは「できない・苦手」の一つを少しずつ「できる」に変えていけば良いんです。

ぶっちゃけこの記事を書いているボクはどちらかと言えば仕事ができない方の人間です。。。

作業効率は悪いしイレギュラー時はパニクって頭が真っ白になるし、勉強は得意じゃないし。考え出したら止まりません。

完全に薬剤師に向いてない人の特徴に当てはまりまくる人間です。

それでも薬剤師は続けられています。

そんなボクが薬剤師を続けられる為に大事にしているコツをお伝えします。

人間関係を良好にする努力をする。

これ、超超大事です。

人間関係が良いと理解と相手からの協力が得られるのです。

簡単に言うと自分が仕事で困っていると周りのスタッフが手伝ってくれるようになります。

だからと言って自分のできないことを放置して良いわけではありません。

できるように努力をしつつ、周りに助けてもらうことが大切です。

また、人間関係が良いと落ち込んでも励ましてくれる人がいる。理解してくれる人がいるので心もかなり楽になります。

人間関係を良くするにはどうすれば良いの?

と気になると思いますが詳しくは後からお話しようと思うのでぜひこの後の内容も読んでいってください。

薬剤師に向いてないと感じた人に試して欲しいこと

「薬剤師に向いてないかも・・・」

「周りに迷惑かけてばかり。薬剤師辞めたほうが良いのかな・・・」

このように思い悩んで薬剤師を辞める選択肢がちらついている新人・若手薬剤師たちへ。

まだ諦めるには早いです。

若いうちに落ち込むことなんて当たり前。失敗して学んでいけば良いのです。

失敗は決して悪いことではなく成長するために必要な経験と言えます。

とにかく、薬剤師を諦める前にこれからお話しすることを試してから今後を決めても遅くはありません。

以下に薬剤師を続けるための解決策を5つご紹介していきます。

・問題点の洗い出し

・頼れる人を見つける・相談する。

・X(旧Twitter)やYoutubeなどで勉強・情報収集

・相手を変えたいならまずは自分から変わること

・異動・転職する

それでは詳しく解説していきます。

問題点の洗い出し

落ち込んでいるよりもまず、何が問題になって悩んでいるのか?それは改善できることなのか?など原因を明確にさせましょう。

改善できることであればどうすれば良いか目標が見えてきます。

ミスを減らしたいのであればミスが起きやすい状況を作らないように工夫・準備をしておく。

身体的理由で独りでの改善が難しいことであれば周りのスタッフに助けてもらう。

ちなみにボクは片目が失明しており、見える目の視力も健常者に比もべて弱いです。錠剤の刻印など細かい部分が見え辛いので一包化監査も時間がかかってしまいます。

そこで会社や上司・同僚などの他スタッフにその旨を伝え、助けてもらうようにしています。

何よりもまず直すべきポイントを明確にし、目標を設定して達成するための道筋を組み立てましょう。

焦らなくて良いです。ゆっくり確実にこなせるようになってからで大丈夫です。

頼れる人を見つける。相談する。

前述にもありましたが協力してもらえる人を見つけましょう。

ここでいう頼れる人は自分の作業を助けてくれる人もそうですが自分の悩みを相談できる、思いを打ち解けられる人のことも指します。

一人で悶々と悩んでいるとネガティブに思考が進んでしまいます

家族や友人・恋人・先輩や後輩誰でも良いです。オンラインゲーム仲間でも何でもOKです。

アドバイスをもらわなくても良い。ただ悩みを吐き出せる人を見つけましょう

ガス抜きができる相手がいるのとそうでないのではかなり違います

X(旧Twitter)やYoutubeなどで勉強・情報収集

X(旧Twitter)では新人・若手薬剤師向けに医薬品のついつい忘れがちな副作用の特徴や飲み合わせ。特殊な処方の事例などを発信している薬剤師インフルエンサーがいます。

YouTubeショート動画でも同じような役立つ情報を発信する人がいますし、調剤報酬改定の内容や保険の点数の仕組みをわかりやすく解説してくれる動画もたくさんあります。

自分で調べて国が提示する分かり辛い文章を読み解いて行くのは大変ですし、勉強のやる気も削がれるのでわかりやすく学べるコンテンツが増えてきているので試してみましょう。

またX(旧Twitter)の情報はwebニュースやメーカー・MRから公表されるよりも早くに情報を収集でき、医薬品の出荷調整情報をいち早く手に入れて供給ルートを確保することもできます。

今の時代はSNSをフル活用することも仕事をこなす上で重要なスキルと言えるでしょう。

相手を変えたいならまずは自分から変わること

今まで自分ができない分は他の人に助けてもらうとお話しました。

ではどう助けてもらったら良いのか?

この話はボクとしては特に大事なので詳しく説明していきます。ぜひ読んでいただきたいです。

厳しい表現ですが、仕事はできないし人間関係も良くない相手のことを助けたい・手伝いたいと思う人はあまりいないでしょう。

人を動かしたいならまずは自分が動くのです。別の言い方をするなら、相手に対して献身的になりましょう。

相手のことをよく知り、相手が何を求めているのか?相手が何に興味を持っているのか?

それを理解し会話や仕事に取り入れていくのです。

会話であれば雑談でもオッケーです。趣味は何なのか?好きな食べ物は何か?などでも良いです。

仕事の話なら相手がどんな仕事をしているのか観察し、良いなと感じたところがあればそれを心から褒めてください

仕事であれば何か困っている様子があったり、忙しそうにしている様子があれば手伝う。次にどんな作業があるかを理解し先回りして準備をしてあげる。

それが自分の仕事と関係なく雑務だとしても手伝いましょう。

「薬剤師なのにこんな仕事したくないしする必要がない!」

なんて思ってしまうならそんなものは不要なプライドです。破って捨てましょう。

また、コミュニケーションを取る上で注意すべき点があり、否定的な態度・言葉はNGです。

仮に相手が間違っていると思っても基本的には否定はしてはいけません。

ある程度人間関係が良好な仲であれば良いですがまだ仲も深まってもない心の壁がある状態で否定をされれば誰しも嫌な思いをするし、壁はさらに大きく分厚くなってしまいます。

あとは素直になること。

「ありがとう」

「ごめんなさい」

「頼りになります」

「おはようございます」

「お疲れ様です」

当たり前ですが、挨拶はきちんとできていますか?

コミュニケーションが全く取れていないのであれば先ずは挨拶から始めると良いかもしれません。

人間関係ができてくると、相手も献身的になってくれます。

困っているときに助けてくれるようになります。

相手に動いて欲しいなら、先ずは自分から変わりましょう。

異動・転職する

「何を試してもダメだった」

「上司が嫌い過ぎて本当に無理」

「パワハラを受けている」

解決の兆しが見えなくなってしまっている人やもう心が保ちそうにない人は異動や転職を選択肢に入れましょう。

環境が変わることは勇気が入りますが、親切で協力的な人は他の職場・会社にきっといます。

自分がもう耐えきれないのであればそこに居続ける必要はありません。

自分を受け入れてくれる、協力してくれる人がいる環境を探しましょう。

転職は調剤薬局以外の選択肢も考える

「調剤業務がやっぱり合わないな・・・」

と思う人は調剤薬局勤務以外の転職も視野に入れると良いでしょう。

病院薬剤師・MR:製薬会社で研究・・・色々あります。

ただ会社によっては中途採用での就職は難しいところもあるので注意しておきましょう。

それ以外にも薬剤師としての知識を活かして医療系のwebライターや論文翻訳など対面出なくても薬剤師知識を活かす方法もあるので探してみると良いでしょう。

まとめ


・薬剤師に向いている人・向いてない人の特徴

・薬剤師に向いてないと感じた人に試して欲しいこと

これまで大きく分けて上記2つのことについてお話してきました。

冒頭でも本文中でもお伝えしましたが自分が薬剤師に向いてないからといってすぐに辞める決断をする必要はありません。

仕事が上手くできなくても続けられrます。自信がなくても大丈夫です。

自分ができない分を周りに助けてもらえば良いのです。

そのためには自分が相手に対して献身的になりましょう。

そうすれば良い人間関係を築くことができます。

助けてもらいながら少しずつ成長していきましょう。

失敗は誰にでもあります。

どうしてもダメだと感じたなら、環境をガラッと変えましょう。

逃げる訳ではありません。自分を守るために環境を変えるんです。

あなたを受け入れてくれる環境はきっとあります。

誰にも相談できる人がいなければボクを頼ってください。

コメント欄、もしくはお問い合わせフォームより連絡ください。

少しでもお役に立てれば良いと思います。

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